イチゴを超える「糖度8.0」の特産「シュガートマト」。日高村の野菜、高知県産の鶏肉・卵、米を使ったおいしいオムライスが評判に。
高知県の中央部に位置し、清流・仁淀川と緑豊かな山々に囲まれた日高村(ひだかむら)。人口約5,000人の村が、県内外から多くの観光客が訪れる人気スポットになっています。そのワケは、高糖度の特産品「シュガートマト」を使ったオムライス。村を東西に走る国道33号沿いを中心に、バラエティーに富んだオムライス提供店が並ぶことから、通称『日高村オムライス街道』と呼ばれています。
2014年度は6店舗で「3万8,300食」、経済波及効果7,000万円。
2015年度は11店舗で「6万6,200食」、経済波及効果は2年間で2億円突破!
日高村オムライス街道の人気の秘密は、まず何といっても和・洋・中さまざまな店舗で提供されるオリジナルのオムライス。高糖度でコクも風味も豊かな特産シュガートマトを具材やケチャップ、ピューレとして使用しています。さらに、日本一の水質を誇る仁淀川流域で栽培された米、野菜なども味、鮮度ともに申し分なし。年間100人ペースで人口減少が進む中、「特産・名産物の地産地消で村を盛り上げたい」という村民の思いが込められています。2014年度に6店舗でスタートしたこのプロジェクトは、やがて口コミで広がり、県内外から多くの観光客が訪れるようになりました。2シーズン目となった昨年度までに経済波及効果は累計で2億円(日高村調べ)、オムライスの販売数も2年間で10万食を販売。今年度も、さらに数字を伸ばしています。
日高村に今夏、「トマトの神様」が降臨!? 高知県内の学生たちが、各店の繁盛を願う立体像を制作。
日高村で初めて「オムライス大使」制度も導入。
日高村オムライス街道のプロジェクト第3章は、「トマトの神様」がテーマ。観光誘客の促進とともに、特産のシュガートマトの県内外へのPRと販促につなげる取り組みがスタートしました。若い世代に地元産の食材・食文化について関心を高めてもらう機会として、高知県内の高校生(美術部)と高知大学(教育学部芸術文化コース)の学生たちが、各店舗に置いてもらう「トマトの神様立体像」を制作。今年8月19日、日高村村内の式典で、各店代表者に贈呈しました。また、同日に日高村で初めて設置した「オムライス大使」の委嘱式も行われ、日高村出身の漫画家くさか里樹さん、高知県観光PRに携わる(株)TAN-SUの山口泰志代表、日高村オムライス街道応援ソング「トマトの神様」を手がけたシンガーソングライターのリベットボタンが就任しました。
オムライス大使に就任した3名。写真左から山口代表、リベットボタン、くさかさん。リベットボタンは応援ソングについて「日高村のみなさんにとって、トマトは太陽のような存在。そのトマトを使ったオムライスで、たくさんの人々が笑顔になるよう、願いを込めて作りました」と話しました。「トマトの神様」は、リベットボタンの公式サイト( http://rivetbutton.jp)で試聴できます。
高知県には、オムライス以外にも「おいしい街道」がある。
日高村と国道33号でつながる、いの町には『いの生姜焼き街道』。町内22の飲食店で、名産の生姜を使った料理を提供しています。県西部では四万十町産の豚を使用した『四万十ポークどんぶり街道』も人気です。
食の宝庫・高知の秋の味覚を味わえる「土佐の豊穣祭2016」が、9月25日(日)に開幕。
高知県は海・山・川・里の食材に恵まれた、食の大国。秋には戻りガツオや土佐あかうし、新米や水晶文旦などが旬を迎えます。県内7市町を会場に、各地で食のフェスティバルを開催します。
詳細は「土佐の豊穣祭2016」の公式サイトをご覧ください。
http://www.tosa-hojyosai.com
日高村オムライス街道の詳細は、日高村役場の公式サイトをご覧ください。
http://www.vill.hidaka.kochi.jp/omuraisu2016.html