南国・高知の夏を彩る『第63回よさこい祭り』が、8月9日(火)に高知市内で開幕しました。同9日の前夜祭に始まり、同10日、11日に本番、12日には全国からのエントリーチームと各賞の受賞チームが競演する全国大会を開催。毎年約100万人が訪れる真夏の祭典です。

高知市内9カ所の競演場、7カ所の演舞場を熱く彩る
総勢207チーム、約18,000人の踊り子たちが「よさこい発祥の地」で燃える!

戦後の大不況の中、市民の健康と繁栄を祈願して商店街振興を促すため、高知商工会議所の有志が立ち上げたのが「よさこい祭り」。昭和29年に開かれた第1回目は、参加21団体の750人でした。その後、第30回で踊り子は1万人を超え、全国各地に拡大。2013年には記念すべき60回を迎えました。当初は民謡「よさこい節」に合わせて決められた振り付けで踊る「正調」が主流だったよさこい鳴子踊りですが、いまではチームが好きな音楽に合わせて、自由な振り付けで踊ります。毎年変わる衣装にも注目です。

2020年東京五輪へ「YOSAKOI」でつなげる世界戦略
高知県公式認定「よさこいアンバサダー」制度

よさこいアンバサダーは、高知発祥の「よさこい」の世界展開と、国際交流の促進を目的に、高知県が新設した制度です。現在、世界17カ国でよさこいが踊られる中で、今回は欧州など6カ国7チームの計19人を「第63回よさこい祭り」に招待。8月12日(金)の全国大会開始前に認定式を行い、各代表者をアンバサダーに認定します。アンバサダーには帰国後、自国や近隣国でのチームの活動やメディアを通じて、よさこいの魅力や日本文化を発信していただきます。海外でのファン拡大により、インバウンドや物流の促進を狙います。

高知県では今後も、よさこいアンバサダー候補者を選定し、協力を求めていきます。アンバサダー同士のネットワークも広げ、世界中によさこいの輪を広げます。

【欧州など7団体 よさこいアンバサダーのよさこい祭りスケジュール】
・8月9日(火)前夜祭 高知入り
・8月10日(水)本番 視察・演舞参加
・8月11日(木)本番 視察・競演場や地方車(じかたしゃ)体験
・8月12日(金)全国大会/後夜祭 アンバサダー認定式(12:20〜12:35)全国大会視察・交流会参加

「台湾新竹県舞踊団」との交流を促進。台湾の小学生も参加

元宵節を祝う台湾のランタンフェスティバルに、高知からよさこいチームが過去5回参加。台湾の新竹県も高知のよさこい祭りに参加しており、今回が4回目。光明小学校の19人が初参加します。

第63回よさこい祭りの詳細は、こちらの公式ホームページをご覧ください。
http://www.cciweb.or.jp/kochi/yosakoiweb/