
昭和のレトロな雰囲気が漂う八戸市内の横丁

細い路地裏にも優しいネオンの光が照らされています

個性豊かな各店舗で“看板娘”がお出迎え

港町ならではの新鮮な魚介の刺身は、何よりの酒の肴

味のある横丁には、これまた味のある逸品がずらり

名産のイカを使った料理は抜群

地酒にぴったりのバラエティーに富んだつまみが豊富

地魚はもちろん、肉や野菜も充実。横丁でいただくすき焼きもまた格別

名物の南部せんぺいを生地にした特製ピザ。塩辛や海苔、チーズなどをトッピング

八戸市民の“締めの一杯”といえば、「なると屋」のラーメン

アットホームな横丁の店内は常連さんでいっぱい

三陸復興を祈念して誕生した「みろく横丁」は、観光客も訪れる屋台村風の横丁

八戸市の横丁には、女優の吉永小百合さんも撮影で訪れました

酔っ払いに優しい横丁

横丁のお店は、常連も一見も温かく迎え、そして送り出してくれます
江戸時代に八戸藩の城下町として栄えた、青森県八戸市。各地で横丁文化が失われつつある今もなお、市内中心部の繁華街には昭和のノスタルジックな雰囲気を醸し出す横丁が連なっています。終戦後、戦地引き上げ者や進駐軍向けの雑貨飲食店や娯楽施設が続々と誕生し、横丁を築いていきました。八戸市内には現在、「みろく横丁」「たぬき小路」「五番街」「長横町れんさ街」「ロー丁れんさ街」「ハーモニカ横町」「花小路」「八戸昭和通り」といった主に8つの横丁があり、約120店舗が元気に営業中。地元の方はもちろん、近年では観光客も多く訪れています。
それぞれの横丁は歩いて回れるほど隣接しています。特色のある横丁&店舗をハシゴする方が多いのも、八戸の横丁の特徴。「ちょっと一杯だけ」で立ち寄っても、OK。各店舗が腕によりをかけ、ここでしか味わえいない食文化を満喫できます。
思わず「ただいま」と言いたくなる、昭和レトロな八戸の横丁。週末は足を伸ばして、ほっこり心温まる賑わいの中へ。
文・写真:山下健二郎(世界の海援隊)
【横丁の詳しい情報】
八戸横丁連合協議会 http://36yokocho.com