2017年は、江戸幕府が政権を朝廷に返上した「大政奉還」から150年。
2018年は、「明治維新」から150年の節目の年を迎えます。

激動の時代を牽引した坂本龍馬や中岡慎太郎ら多くの志士、偉人を輩出した高知県では、当時に思いを馳せながら、彼らを育んだ時代につながる土佐の風土・文化・食・自然などを知ってもらおうと、2017年から約2年にわたり「志国高知 幕末維新博」を開催します。

高知県立高知城歴史博物館

博覧会が開幕する2017年3月4日(土)には、坂本龍馬の書状をはじめとする幕末・維新関連資料や土佐藩主の山内家に伝えられた美術品など約67,000点を収蔵する「高知県立高知城歴史博物館」がオープン。新たな歴史観光のシンボルとして博覧会のメーン会場になります。

そして2018年春には、全国の龍馬ファンの聖地ともいわれる高知市桂浜の「高知県立坂本龍馬記念館」 に新館がオープン。“第2のメーン会場”となり、館内では実物の資料展示をさらに充実させて、龍馬をより深く伝える施設に生まれ変わります。

高知県立坂本龍馬記念館イメージ図

さらに、博覧会の開催を通じて、高知県内に点在する歴史資源をブラッシュアップ。地域の食・自然も満喫しながら周遊できるコースが整備され、県内全域で魅力たっぷりの観光を楽しめます。

高知県では、NHK大河ドラマ「龍馬伝」が放送された 2010年に、県外観光客入込数435万人を記録。大政奉還から明治維新の節目を迎える博覧会開催で、歴史観光への注目度が高まりそうです。

世界の海援隊でも「志国高知 幕末維新博」を通して、高知県内各地域の取り組みや歴史の魅力をお伝えしていきたいと思います。
どうぞお楽しみに!

 

「志国高知 幕末維新博 〜時代は土佐の山間より〜」

◎期間:第一幕 2017年3月4日(土)〜 第二幕 2018年春〜
◎メーン会場:高知県立高知城歴史博物館(2017年3月4日一般公開開始) 高知県立坂本龍馬記念館
◎サブ会場 :こうち旅広場(JR高知駅前)
◎地域会場 :中岡慎太郎館(北川村)、安芸市立歴史民俗資料館(安芸市)、自由民権 記念館(高知市)、青山文庫(佐川町)、吉村虎太郎邸(津野町)、宿毛歴史館(宿毛市)、ジョン万次郎資料館(土佐清水市)など20会場
※地域会場では、それぞれの歴史資源を磨き上げるとともに、その周辺の食、自然や体験などと一体となった周遊コースを整備